最高の愛を込めて、葬(おく)ります。
死にゆく母の熱い想いと、想像もつかない驚きのラストに、涙と生きる力がほとばしる家族の愛の物語。
“死にゆく母と、遺される家族が紡ぎだす愛”という普遍的なテーマを、想像できない展開とラストにより、驚きと感動の詰まった物語に昇華させた本作。自身が手掛けたオリジナル脚本で商業映画監督デビューを飾ったのは中野量太監督。
その脚本に「心が沸かされた」と出演を決めたのは、『紙の月』でその年の主演女優賞を総なめし、名実ともに日本を代表する女優となった宮沢りえ。会う人すべてを包み込む優しさと強さを持ちながら、人間味あふれる普通の“お母ちゃん”の生き様をスクリーンに焼き付けた。
本作は、一般観客のみならず批評家からも高い評価を獲得し、日本アカデミー賞(R)をはじめとした賞レースを席巻。以下、主な受賞歴。
*第40回日本アカデミー賞(R)/最優秀主演女優賞(宮沢りえ)/最優秀助演女優賞(杉咲花)/優秀作品賞/優秀監督賞(中野量太)/優秀脚本賞(中野量太)/新人俳優賞(杉咲花)
*2016年度新藤兼人賞/金賞(中野量太)
*第41回報知映画賞/作品賞/主演女優賞(宮沢りえ)/助演女優賞(杉咲花)/新人賞(中野量太)
*第29回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/主演女優賞(宮沢りえ)
余命2ケ月。私には、死ぬまでにするべきことがある。
銭湯「幸(さち)の湯」を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。
そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は、「絶対にやっておくべきこと」を決め、実行していく。
●家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる
●気が優しすぎる娘を独り立ちさせる
●娘をある人に会わせる
その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛を込めて母を葬(おく)ることを決意する。
宮沢りえ、杉咲花、松坂桃李、オダギリジョーなど、豪華キャストが勢ぞろい!
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(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会