知られざる“悲劇”の王女貞明公主の波瀾万丈の生涯を描く!
17世紀前半、異母兄の光海君(クァンヘグン)によって慶運宮(キョンウングン)に追いやられ、6年もの幽閉生活を送った貞明(ジョンミョン)公主。朝鮮第14代王・宣祖と仁穆大妃の間に生まれた嫡流の王女でありながら過酷な運命に翻弄された彼女は、その82年の生涯の中で19代王・粛宗まで8人の王の治世を見守った。
華政(ファジョン)は、貞明公主が長崎の硫黄鉱山で火薬製造を学び、朝鮮に戻って<火器都監>で活躍するというフィクションを織り交ぜ、光海君と仁祖の治世を壮大なスケールで綴った話題作。
“火を支配する純血の者だけが世の主となる”ある予言がすべてを狂わせた!
時は1608年。朝鮮第14代王・宣祖の次男、光海君は嫡子ではないという理由で16年もの間、明に正式な世子と認められず、父からも冷遇されている。光海君の心を癒してくれるのは、幼い異母妹の貞明公主だけだった。
そんな中、宣祖が崩御。次期王の擁立をめぐり、朝廷はにわかに慌ただしくなる。骨肉の争いを望まない光海君は、永昌大君と貞明公主を守ると仁穆大妃に誓い、15代王に即位。しかしその後、永昌大君は無念の死を遂げ、仁穆大妃は慶運宮に幽閉される。一方、宮殿から逃げ出した貞明公主は倭国へ。奴隷として長崎の硫黄鉱山に売られ、ファイという名で男のふりをして過酷な日々を生き抜いていた。
数年後、朝鮮通信使がやってくることを知ったファイは、祖国に戻るきっかけをつかもうと江戸に向かい、ホン・ジュウォンと出会う。彼は幼い頃に貞明公主を守れなかった後悔を胸に抱きつつ、光海君が設立した<火器都監>で働いていた。ファイは硫黄の闇取引を手助けし、ジュウォンと共に朝鮮に帰国。ついに家族の仇である光海君と対面するが…。
貞明公主と複雑に絡み合う関係を一望できる関係図!
いま最も注目を浴びるカリスマ名優チャ・スンウォン×初の悪役に挑んだ気鋭の俳優キム・ジェウォン!
ファイ/貞明(ジョンミョン)公主役
イ・ヨニ
朝鮮第14代王・宣祖と仁穆大妃の間に生まれた嫡流の王女。
*イ・ヨニのプロフィール:『ファントム』『九家の書~千年に一度の恋~』のイ・ヨニ。前半は<火器都監>で硫黄職人として頭角を現す男勝りなファイを溌剌と演じ、中盤からは王女としての気品あふれる美しさと強さを表現してみせた。貞明公主をめぐる切ないラブストーリーも必見。
光海君(クァンヘグン)役
チャ・スンウォン
朝鮮第14代王・宣祖の庶子で次男。本名イ・ホン。
*チャ・スンウォンのプロフィール:数々の映画をヒットに導き、近年は『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』『君たちは包囲された!‐アクシデント・ラブ‐』などドラマでも活躍している。初の時代劇ドラマ出演となった本作では、暴君として廃位された光海君という難役に挑戦。<火器都監>で火薬と武器の製造を進め、独立した国家を目指す軍師として強烈なオーラを放つ一方、時に冷酷な決断を下さざるを得ない自身の立場に苦悩する姿や、貞明公主を温かい眼差しで見つめる兄としての素顔など、光海君の多面性を繊細に表現して視聴者を魅了した。
ホン・ジュウォン役
ソ・ガンジュン(5urprise)
名家の長男。貞明公主の婿候補に選ばれるも、彼女と永昌大君を守れなかったという心の傷を抱えている。
*ソ・ガンジュンのプロフィール:『ずる賢いバツイチの恋』『家族なのにどうして~ボクらの恋日記~』でブレイクしたソ・ガンジュン。恋に奥手でシャイな一面や愛する人を守り抜く男らしさなど、多彩な魅力で視聴者の心をつかんだ。
陵陽君(仁祖)役
キム・ジェウォン
のちの朝鮮第16代王・仁祖。本名イ・ジョン。宣祖の五男・定遠君の長男で、光海君の甥。
*キム・ジェウォンのプロフィール:『ファン・ジニ』から約10年ぶりに時代劇に復帰したキム・ジェウォン。穏やかな微笑と好青年のイメージを捨て去り、屈辱感と悲しみに満ちた悪役を大胆に演じて新境地を切り開いた。王座を手にした仁祖が内乱や清の侵略といった苦難に見舞われ、しだいに変わっていく様子も見どころ。
カン・イヌ役
ハン・ジュワン
朝鮮で屈指の財力を誇るカン・ジュソンの庶子。嫡母のユン氏には冷遇されている。早々と官職を諦め、妓房で遊び暮らしているが、武術の腕は一流。幼い頃に偶然出会った貞明公主に惹かれ、その後、親友のジュウォンと共に彼女の婿候補に選ばれた。再会した貞明公主をめぐってジュウォンと三角関係に陥る。
*ハン・ジュワンのプロフィール:ドラマ『王(ワン)家の家族たち』『朝鮮ガンマン』で注目を浴びた実力派。本作でも安定した演技力を発揮し、片思いに苦しむイヌの隠れた野心を巧みに表現している。
カン・ジュンソン役
チョ・ソンハ
イヌの父。ジュウォンの父、ホン・ヨンと親しい。漢城府判尹の官職を担う一方、商人としても優れた才能を発揮し、莫大な財産を築き上げた。
*チョ・ソンハのプロフィール:1990年にデビューし、数々の作品に出演した名役者の一人。2016年『THE K2』では大統領選挙候補者のチャン・セジュン役に扮し、実際の大統領候補者の演説を彷彿させる演技を披露した。
イ・ドッキョン役
イ・ソンミン
信念と正義感を持つ政治家で、幼いジュウォンに大きな影響を及ぼす。宣祖の毒殺を調査。
*イ・ソンミンのプロフィール:演技派俳優の代名詞である彼は、2014年の『ミセン-未生-』でサラリーマン‘オ・サンシク’に扮し名演技を披露、韓国で大反響を呼んだ。
キム・ゲシ役
キム・ヨジン
尚宮という立場を利用し、宣祖を毒殺。光海君の即位を助けたのち、彼のブレーンとなる。
*キム・ヨジンのプロフィール:『イ・サン』の貞純王后役でおなじみの彼女は、2016年人気ドラマ『雲が描いた月明かり』ではキム・ユジョン扮するホン・ラオンの母親役で、視聴者の涙を誘った。
インス大妃役
シン・ウンジョン
宣祖の継妃。光海君の即位後、永昌大君と貞明公主、父を奪われ、廃妃・幽閉される。
*シン・ウンジョンのプロフィール:『太王四神記』で共演したパク・ソンウンと2008年本物の夫婦になった彼女は、2014年の『ミセン-未生-』で育児と家事の現実の前に苦悩する女性を演じて好評。
ホ・ギュン役
アン・ネサン
復讐を目論んで計画的に光海君に近づき、信任を得る。ファイの正体にいち早く気づく。
*アン・ネサンのプロフィール:名脇役の彼は面白いことに『トキメキ成均館スキャンダル』と2016年大ヒットドラマ『雲が描いた月明かり』で同じく朝鮮末期の学者チョン・ヤギョン役を演じている。
★韓流時代劇最大のヒットメーカーが集結!
脚本を手がけたのは、『ホジュン~宮廷医官への道』『馬医』『トンイ』『イ・サン』など数々の人気時代劇を世に送り出してきたキム・イヨン。メイン演出を『私の心が聞こえる?』『アラン使道伝』『男が愛する時』のキム・サンホが務め、『太王四神記』『シンイ-信義-』のキム・ジョンハクプロダクションが製作を担当。韓国ドラマ界屈指の一流制作陣がチャ・スンウォン、キム・ジェウォン、イ・ヨニほか豪華キャストを迎え、激動の時代を駆け抜けた男女の熱い人間ドラマを描き出した。
★実力派ベテラン俳優陣が結集!奸臣か? 忠臣か? 魅力的なキャラクターが続々登場!
助演陣も豪華な演技派俳優が勢ぞろい。イヌの父、カン・ジュソン役に扮した『九家の書~千年に一度の恋~』のチョ・ソンハは、王室を陰で牛耳る最強の悪役を演じて大きな話題をさらった。『奇皇后‐ふたつの愛 涙の誓い‐』のチョン・ウンインが演じた大北派イ・イチョム、『イ・サン』のキム・ヨジン扮する尚宮キム・ゲシらは光海君の王権を強化するために暗躍。『未生~ミセン~』のイ・ソンミンが演じたイ・ドッキョン、ホ・ギュン役のアン・ネサンも強い印象を残した。
また、『グッド・ドクター』のキム・ミンソは、貞明公主の強敵となる冷酷な悪女ヨジョンを熱演。王権交代によってドラマが新たな幕開けを迎え、新鮮な楽しみ方ができるところも本作の魅力だ。王を取り巻く臣下たちの顔ぶれも代わり、チョ・ミンギ、イ・ジェヨン、イム・ホなど時代劇でおなじみの豪華な名脇役が演じる新キャラクターが続々と登場する。昭顕世子役のペク・ソンヒョン、のちに17代王・孝宗となる鳳林大君役のイ・ミンホなど、子役出身俳優の活躍にもご注目を。
★硫黄鉱山の噴火シーン他迫力満点のリアリティあふれる映像が話題に!京都・東映太秦映画村でもロケを敢行!
こだわり抜かれた映像も見逃せないポイントの一つ。なかでも波止場の爆破シーンや硫黄鉱山の噴火シーンは、スペクタクル映画と見紛うばかりの大迫力で描かれている。また、江戸の風景をリアルに描き出すため、韓国時代劇としては異例の日本ロケを敢行。朝鮮通信史として倭国に向かったホン・ジュワンがファイ(貞明公主)と運命の再会を果たすシーンは、東京の撮影所や桜満開の京都・東映太秦映画村などで撮影された。ジュワン役のソ・ガンジュンは日本語の台詞や和装にも挑戦した。
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