僕を、買ってください。
性の極限を描いた石田衣良の恋愛小説「娼年」を映画化。肉体の触れ合いが、女たちとひとりの青年の心を開いていく―
R18指定の映画としては異例の大ヒット!
衝撃的でセンセーショナルな本作は、女性中心に熱い支持を獲得し、異例の大ヒット!キャストファン・原作ファンに留まらず、リピーターが続出し、連日満席を記録した、【R18】愛のドラマ!
セックスに真摯に向き合った、映像表現への挑戦。松坂桃李が全身全霊で挑んだ新境地!
本編の半分以上を占める、圧倒的なリアリティと繊細さで表現されるセックスシーン。主演の松坂桃李と個性豊かな女優陣が、単なる性表現ではない“人と人との本質的なコミュニケーション”を描き出す!
身体と心の開放を見事に描き出す、豪華実力派俳優陣!
元・宝塚歌劇団のトップスターで映画やドラマでも活躍の場を広げている真飛聖がリョウを”娼夫”の世界に導くクラブのオーナーの静香を、舞台版にも出演した江波杏子が未亡人の老女を演じる他、冨手麻妙、桜井ユキ、馬渕英里何、荻野友里、佐々木心音、大谷麻衣が自身の心の弱い部分や自らの欲望を解き放っていく女性たちを繊細に表現。リョウの同級生を小柳友、同じクラブで働く東を猪塚健太が演じ、名優・西岡徳馬がフェティッシュな趣味を持つ男に扮して見せる、圧巻の演技にも注目。
娼夫リョウが見つめた、生と性の深奥―。そして僕は、娼夫になった―
主人公の森中領(もりなかりょう)は東京の名門大学生。日々の生活や女性との関係に退屈し、バーでのバイトに明け暮れる無気力な生活を送っている。
ある日、領の中学校の同級生でホストクラブに勤める田嶋進也(たじましんや)が、美しい女性をバーに連れてきた。女性の名前は御堂静香(みどうしずか)。「女なんてつまんないよ」という領に静香は“情熱の試験“を受けさせる。それは、静香が手がける女性専用コールクラブ、「Le Club Passion」(パッション)に入るための試験であった。
入店を決意した領は、その翌日に静香の元を訪れ、娼夫「リョウ」として仕事を始める。最初こそ戸惑ったが、娼夫として仕事をしていくなかで、女性ひとりひとりの中に隠されている欲望の不思議さや奥深さに気づき、心惹かれ、やりがいを見つけていく。
森中領(もりなか りょう)役
松坂桃李
*松坂桃李のプロフィール:1988年10月17日生まれ、神奈川県出身。09年に「侍戦隊シンケンジャー」にてデビュー。11年『僕たちは世界を変えることができない。』(深作健太監督)、『アントキノイノチ』(瀬々敬久監督)の2作で第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第33回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。その後は映画、テレビドラマ、CMなど多方面で活躍。主な映画出演作は『ツナグ』(12/平川雄一朗監督)、『万能鑑定士Q モナ・リザの瞳』(14/佐藤信介監督)、『マエストロ!』(15/小林聖太郎監督)、『エイプリルフールズ』(15/石川淳一監督)、『日本のいちばん長い日』(15/原田眞人監督)、『ピース オブ ケイク』(15/田口トモロヲ監督)、『図書館戦争THE LAST MISSION』(15/佐藤信介監督)、『劇場版MOZU』(15/羽住英一郎監督)、『秘密 THE TOP SECRET』(16/大友啓史監督)、『真田十勇士』(16/堤幸彦監督)、『湯を沸かすほどの熱い愛』(17/中野量太監督)、『キセキ あの日のソビト』(17/兼重淳監督)、『ユリゴコロ』(17/熊澤尚人監督)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17/白石和彌監督)、『不能犯』(18/白石晃士監督)、『孤狼の血』(18/白石和彌監督)、舞台出演作に『マクガワン・トリロジー』(18)がある。
御堂静香(みどう しずか)役
真飛聖
*真飛聖のプロフィール:1976年10月13日生まれ、神奈川県出身。1995年、宝塚歌劇団に入団「国境のない地図」で初舞台、2007年花組トップへ就任する。11年宝塚歌劇団卒業。12年「37歳で医者になった僕」でドラマデビューを果たし、12年「相棒SEASON11」に新レギュラーとして出演。13年ミュージカル「マイ・フェア・レディ」に主演。2017年には「感情8号線」にてドラマ初主演を果たしたほか、舞台ではストレートプレイ初挑戦となる「プレイヤー」が上演された。主な映画出演作は、『謝罪の王様』(13/水田伸生監督)、『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ』(14/和泉聖治監督)、『柘榴坂の仇討』(14/若松節朗監督)、『闇金ウシジマくん(Part4)』(16/山口雅俊監督)、『無限の住人』(17/三池崇史監督)、『帝一の國』(17/永井聡監督)。2018年、フジテレビ1月期木曜夜10時「隣の家族は青く見える」に小宮山深雪役、4月期NHKBSプレミアム「PTAグランパ ! 2」に武曾都として出演。
咲良(さくら)役
冨手麻妙
*冨手麻妙のプロフィール:1994年3月17日生まれ、神奈川県出身。2009年に「アイドルグループオーディション」に合格し、芸能界デビュー。『新宿スワン』(15)、『リアル鬼ごっこ』(15)、『みんな!エスパーだよ!』(15)、「東京ヴァンパイアホテル」(17)、米国のMTVが製作したオムニバス映画『MADLY』(16)の中の短編『Love of Love』と園子温監督作品に続けて出演し、17年『アンチポルノ』では主演を務めた。その他の映画出演作として、『ボクが修学旅行に行けなかった理由』(13/草野翔吾監督)、『ハダカの美奈子』(13/森岡利行監督)、『後ろ向きの青』(14/神村友征監督)、『闇金ドッグス』(15/土屋哲彦監督)、『人狼ゲーム クレイジーフォックス』(16/綾部真弥監督)、『ダブルミンツ』(17/内田英治監督)、『獣道』(17/内田英治監督)、『身体を売ったらサヨウナラ』(17/内田英治監督)などがある。三浦大輔監督作品では、『何者』(16)に続いて2度目の出演となった。
泉川役
西岡徳馬
*西岡徳馬のプロフィール:1946年10月5日生まれ、神奈川県出身。玉川大学文学部芸術学科演劇専攻卒業、1970年劇団文学座に入座、79年退座。その後ドラマ、舞台、CM、映画だけでなくバラエティ番組にも多数出演。2012年には、自身が主宰の俳優養成所「ドラマスクールレッドホースヒルズ」を開校。主宰として、現在も若手俳優の育成に力を入れている。近年の主な映画出演作として、『椿三十郎』(07/森田芳光監督)、『次郎長三国志』(08/マキノ雅彦監督)、『きみに届く声』(08/塩屋俊監督)、『火天の城』(09/田中光敏監督)、『ランウェイ☆ビート』(11/大谷健太郎監督)、『小川の辺』(11/篠原哲雄監督)、『神様のカルテ』(11/深川栄洋監督)、『僕達急行A列車で行こう』(12/森田芳光監督)、『神様のカルテ2』(14/深川栄洋監督)、『アゲイン 28年目の甲子園』(15/大森寿美男監督)、『関ケ原』(17/原田眞人監督)などがある。
老女役
江波杏子
*江波杏子のプロフィール:東京都出身。1959年大映に入社、60年『おとうと』(市川崑監督)で映画デビュー。66年初主演作『女の賭場』(田中重雄監督)が大ヒットとなり、67年から『女賭博師』シリーズ17本がつくられ大映の看板スターとなる。以後、演技派としてドラマ、映画、舞台と幅広いジャンルで活躍。73年『津軽じょんがら節』でキネマ旬報主演女優賞、11年第65回毎日映画コンクール田中絹代賞受賞。近年の主な出演作に、映画『食堂かたつむり』(10/富永まい監督)、『行きずりの街』(10/阪本順治監督)、『相棒 劇場版2』(10/和泉聖治監督)、『桜、ふたたびの加奈子』(13/栗村実監督)、『地獄でなぜ悪い』(13/園子温監督)、『ぶどうのなみだ』(14/三島有紀子監督)。今回、舞台「娼年」に続いての出演となった。
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(C)石田衣良/集英社 2017映画『娼年』製作委員会