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サンタクロースを救え!温かい気持ちになれるクリスマス映画10選サンタクロースを救え!温かい気持ちになれるクリスマス映画10選

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家族、友人、そして恋人……大事な人たちと過ごすクリスマスの1日。街は緑と赤のイルミネーションと、祝福ムードに包まれる。1年に一度の特別な日を彩るのは、素敵なディナー、プレゼント、そして大切なあの人の笑顔。そんな日には、クリスマスをテーマにしたとっておきの映画を見るのもいいのでは? 今回は、暖炉の火に手をかざすような温かい気持ちになれるクリスマス映画をセレクト。どうか、素敵なクリスマスを!

Recommended Movie No.01

34丁目の奇跡(C)1994 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

34丁目の奇跡

(1994年)

あらすじ

老舗デパートで開かれるクリスマスイベントの担当者ドリー・ウォーカーは、自身をサンタクロースだと信じる老人クリス・クリングルをサンタ役として雇用する。理想のサンタそのものとして振る舞うクリスは、子供だけでなく親、シングルマザーであるドリーと彼女の娘にも信頼され、結果デパートの売上を大きく向上させた。だが、クリスはライバルデパートの罠にはめられ、逮捕されてしまう。気のふれた老人として病院送りの措置がくだされたクリスの名誉を回復するため、ドリーの親しい友人である弁護士ブライアンは前代未聞の法廷に挑むことになる。サンタクロースは、実在するのか否か。クリスの運命と、判決はいかに?

■心に深く染み入ってくるリメイク作

1947年に公開された名作『三十四丁目の奇跡』のリメイク版である本作。基本的な物語のラインはリメイク元である旧版に沿っているが、細かな設定や時代背景、結末の違いにより、旧版とは味わいの違う名作として完成している。旧版におけるサンタの証明裁判がロジカルの組み合わせで裁判長と観客を唸らせてくれる裁判なら、新版の裁判は感情を乗せることでこちらの心に深く染み入ってくる裁判となっている。本作でクリス・クリングルを演じているのはリチャード・アッテンボローだが、彼はまさにサンタクロースそのもの。クリスはサンタか否か。観ているこちらも、アッテンボローのサンタらしい風貌に惑わされてしまう。現実主義者のドリーは当初サンタを信じていなかったが、クリスと接することで徐々にサンタの存在を信じるようになっていく。彼女だけではない。娘のスーザンもデパートの同僚もニューヨーク市民も、徐々にクリスの発する暖かな波に飲み込まれていくのだ。多くの人の信頼の先にある結末。そこには、微笑ましい奇跡が待っている――。

Recommended Movie No.02

サンタクローズ3 クリスマス大決戦!(C)Disney

サンタクローズ3 クリスマス大決戦!

(2006年)

あらすじ

子持ちバツイチのエリートサラリーマンであるスコット・カルヴィンの人生は、偶然サンタクロースからの仕事を引き継ぐ契約“サンタクローズ"を結んでしまったことにより一気に変ぼう。新たなサンタクロースとなったスコットは、息子からの信頼を得るだけでなく新たな妻とも結ばれ、史上最高のサンタとして人生を満喫していた。しかし悪者ジャック・フロストがタイムマシンで過去にタイムワープしたことで、サンタの座を奪い取られてしまう。サンタでなくなったスコットに残ったのは、サンタらしい豊かな身体だけ。ただのおじさんとなったスコットは、クリスマス最大の危機を前に立ち上がる!

■大決戦! の名に恥じない第三作

スコットがサンタクロースとなるまでを描いた第一作『サンタクローズ』、サンタ契約による嫁探しに奔走する第二作『サンタクロース・リターンズ! クリスマス危機一髪』(この作品だけはタイトルがサンタクロース表記)、その続編となる第三作目が本作だ。主人公であるスコットを演じるのは、ティム・アレン。本来痩せ型であるものの、恰幅の良くなったスコットを見事に演じきる。他のレギュラーメンバーも合わせてのシリーズ続投で、全体の統一感は高い。第一作と第二作に比べ本作の何が違うかといえば、明確な悪役であるジャック・フロストの存在だ。第二作で嫁探しに赴くスコットの代役となったオモチャサンタの暴走があったが、ジャック・フロストはより悪役らしく、大決戦! の名に恥じない対立軸を作っている。また、今までのシリーズにおける「サンタの家庭の悩み」要素は、新妻のマタニティーブルーというリアリティのある悩みで補った。今までにないものと今までにあったもの、双方を満たそうとしているのが本作だ。

Recommended Movie No.03

サンタを救え!クリスマス大作戦(日本語吹替版)(c) 2013 Saving Santa The Movie, Ltd. All Rights Reserved.

サンタを救え!クリスマス大作戦(日本語吹替版)

(2013年)

あらすじ

発明好きでちょっとドジなバーナードは、北極の街でサンタクロースのお手伝いをする妖精の一人だった。あるクリスマスイブの日、バーナードを気に入ったサンタクロースは、クリスマスの1日で世界中を回りきれるサンタ最大の秘密を教えてもらう。からくりの鍵は、タイムマシンの“タイムグローブ”だった。しかしバーナードが秘密を知った直後、謎の飛行船が街を襲いサンタと妖精たちを捕らえてしまう。犯人は、運送会社の社長ネビル。彼はサンタの仕事の横取りと、一日で世界中を回る秘密を欲していた。逃げ出すことに成功したバーナードは、“タイムグローブ”を使い過去へ飛ぶ。過去に行けば、みんなに危険を知らせて助けることが出来ると思ったのだが……?

■クリスマス×タイムパラドックス映画

3Dアニメーション映画である本作。映像の雰囲気は、まるで童話のようなやさしい作り。どことなく暢気さ漂う世界を、バーナードと相棒役のトナカイ・ブリッツが、サンタを救うためあくせくと動き回る。敵役であるネビル一味にも、妙に憎めない真面目さがある。クリスマスの温かな空気になじむ作風だ。本作はサンタクロースに妖精といったファンタジー要素があるものの、SFらしさも隠し味として含まれている。サンタクロースの秘密はタイムマシンであり、タイムワープ能力を持つソリで空を駆け回る。バーナードは何度もタイムワープを繰り返し、事情を分かってくれない過去の人たちやタイムパラドックスに苦戦する。難解な表現を排して作られているため子どもにも理解しやすく、大人はSF的なプロットに感心できる、いいとこ取りの作りになっている。ぜひとも、クリスマス当日、パーティーのおともにして欲しい映画だ。

Recommended Movie No.04

ジングル・オール・ザ・ウェイ(c) 1996 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ジングル・オール・ザ・ウェイ

(1996年)

あらすじ

運動器具会社の社長であり、一児の父であるハワード。多忙を極めるハワードは息子ジェイミーにかまってやることが出来ず、親子の仲はギクシャク。ジェイミーの機嫌を取るため、ハワードは子どもたちに大人気の『ターボマンフィギュア』をクリスマスプレゼントとすることを約束する。だが、ハワードは知らなかった。ターボマンフィギュアは、その人気から激レア品薄状態であることを。ターボマンフィギュアを求め、ハワードはクリスマスの街を駆け回る!

■シュワちゃんでもままならない“戦場”

主人公であるハワードを演じるのは、アーノルド・シュワルツェネッガー。おもちゃ争奪戦にシュワルツェネッガー、戦力の過剰投入にしか見えないが、いざ映画本編を見るとシュワルツェネッガーでもままならない戦場があるのだと思い知ることになる。その戦場こそ、オモチャ争奪戦だ。どこに行っても品切れのターボマンフィギュアを求め、奔走するハワード。ライバルとなるのは、郵便局員のマイロンだ。彼も息子のために『ターボマンフィギュア』を求めるが、その様はもはや暴走。歴代映画ウザキャラランキングの常連でもあるマイロンに引っ張られ、事態は大騒動へと発展していく。ところどころに挟まれる小ネタやニセターボマンフィギュアの出現のような大人気商品あるあるネタを挟みつつ、とんでもない方向に飛んでいくシュワちゃんを見て、少年時代を懐かしむのも悪くない。なお、この映画の監督であるクリス・コロンバスは別項で紹介しているホーム・アローンの監督でもある。クリスマス映画と縁の深い監督だ。

Recommended Movie No.05

ラスト・クリスマス(c) TOHO-TOWA

ラスト・クリスマス

(1980年)

あらすじ

『血液抗体欠落症』という難病に冒された8歳のトミーは、生まれてからずっと無菌室の外に出たことがなかった。どんな細菌やウイルスにも抵抗できない身体なのだ。無菌室の中とはいえ、何不自由ない暮らしを送るトミーだったが、彼には悩みがあった。パパのマイクとママのグエンと一緒に暮らせないこと。それどころか、2人は離婚しようとしている。不仲を隠す2人からそれを察したトミーは、「自分の誕生が切っ掛けで両親の仲が悪くなったのだ」と哀しみにふけっていた。ついに両親の離婚が決まった後、トミーは無菌室から脱走し、生まれて初めて外の世界に出る。両親に、クリスマスプレゼントを贈るために……。

■難病の子が両親に送る、初めてのプレゼント

実話を元にしたイタリア映画。無菌室という狭い世界で生きる子供の物語は、真摯さと切なさに満ちている。トミーは両親が不仲を悲観するのではなく、自分なりに出来ることを果たそうとする。「パパに会いたい、両親の愛し合っている姿が見たい」。トミーは自身の心中を綴り、人気タレントであるパパが司会を務める番組の歌詞公募企画に、匿名で応募する。匿名ではあったものの、パパは歌詞を見て、これが自分の息子の応募してきた作品だと気づく。トミーの歌詞には、それだけの気持ちが込められていたのだ。終盤、人生で初めて無菌室から外に出たトミーは、ある決意を固めながらも、外界の様子に子どもらしくはしゃぐ。ガラスの檻から解き放たれた子どもの無邪気さ。ただ、自分の運命とその先、どうしてもやらなければいけないことを知っているだけ。トミーが両親に贈る、初めてのクリスマスプレゼント。それはどこまでも、美しい。

Recommended Movie No.06

クリスマスの贈り物(C)2013 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

クリスマスの贈り物

(2013年)

あらすじ

ボルチモアで母と一緒に暮らす黒人の青年・ラングストン。家は貧しく、住居からの立ち退きを迫られたことをきっかけに、ラングストンはニューヨークのハーレムに住む祖父母の下で暮らすこととなる。厳格で牧師である祖父と優しい祖母。しかし祖父母と母には確執があり、ラングストンもここに来るまで祖父母とは面識がなかった。ある日ラングストンは、自分たちのルーツと、家族にかつてあったある事件を知る。クリスマス当日、教会のミサに出席したラングストンが目にした光景とは……?

■ブラックキリストをテーマにしたミュージカル映画

原作はアメリカの詩人・作家であるラングストン・ヒューズの戯曲。黒人である彼は、黒人の視点から数々の作品を発表し、“野蛮”“未開人”といった当時におけるステレオタイプな黒人のイメージの払拭に努めた。主人公であるラングストンの名前も、彼自身に由来する。主要人物は黒人であり、クライマックスの舞台が教会なためゴスペルのイメージが強いものの、実際映画を観てみればソウル・ミュージックにラップに諸々と、多彩な音楽を楽しめる。出演陣は歌手や俳優の混在となっているが、ミュージカル的なパフォーマンスを歌手だけに任せるのではなく、俳優陣も積極的にパフォーマンスに参加している。母であるナイマを演じた歌手兼役者のジェニファー・ハドソンのキャラクターと美声には、兼業ならではのものがある。難解なテーマや家族愛を、迫力ある声に乗せて歌う。耳と目で思う存分楽しめる、ブラックキリストをテーマにしたミュージカル映画だ。

Recommended Movie No.07

ホーム・アローン(c) 1990 Twentieth Century Fox Film Corporation.

ホーム・アローン

(1990年)

あらすじ

大家族マカリスター家の末弟、ケビン。クリスマスの家族旅行に一人置いて行かれてしまったケビンは、うるさい家族が居なくなったのを喜び、広い家で自由を満喫する。初めての一人暮らし、新しい出会い、そして孤独感。一方、近所を荒らし回っていた二人組の泥棒が、家族旅行で留守であるはずのマカリスター家を狙っていた。日用品によるトラップを駆使するケビンのたった一人の防衛戦、泥棒たちのおもしろおかしな不幸が始まろうとしていた。

■クリスマスに、ひとりぼっち。

全世界でヒットを飛ばしたアクションコメディ映画、ホーム・アローン。興行収入だけでなく関連商品も記録的な売上を出し、主演マコーレー・カルキンはトップスターの座に登り詰めた。日用品を駆使し、大人を翻弄する子ども。その子どもの策に面白いように引っかかっていく大人。「子どもだましだ!」とたかをくくってどんどん酷い有様になっていく二人組の泥棒は悲惨極まりないものの、おかしくて仕方がない。翻弄されるピザ屋の店員も見もの。一方、ホーム・アローンには笑いだけでなく、家族愛というハートフルなテーマもある。最初は置いてけぼりに喜んでいたケビンも、やがて家族の居ない哀しさを知る。一方、息子を置きざりしたことを知ったケビンの母は、家に帰るために奔走する。近所に住む「シャベルの殺人鬼」と怖がられていた老人とケビンの交流は、家族の大切さを互いに分かち合うことになった。ホーム・アローン、すなわち「家でひとりぼっち」。クリスマスのひとりぼっちとはどういうことなのか、教えてくれる映画だ。

Recommended Movie No.08

ゲット・サンタ!聖なる夜の脱獄大作戦 (c) 2014 Get Santa Productions Limited / The British Film Institute

ゲット・サンタ!聖なる夜の脱獄大作戦

(2014年)

あらすじ

クリスマスの数日前、逃がし屋稼業のスティーブは刑期を終えて出所した。久々に会う息子のトムの元には、空から転げ落ち、トナカイにも逃げられたサンタクロースが居た。ふざけた奴だとスティーブはサンタを追い出す。追い出されたサンタは動物保護施設に居たトナカイを逃がそうとして捕まり、刑務所に入れられてしまう。トムの説得により刑務所のサンタと面会したスティーブは、このサンタは本物なのだと信じ始める。獄中のサンタを救わなければ、世界からクリスマスが無くってしまう。サンタ脱獄大作戦、開始!

■刑務所に馴染もうと頑張る、サンタ。

サンタクロース、逮捕。獄中生活のサンタクロース。フレーズだけでもはや勝っている作品だ。サンタは捕まり、コワモテばかりの囚人に囲まれて、刑務所で暮らすハメになる。たとえどんな状況におかれても、サンタは変わらぬ好々爺である……とはいかず、サンタなりに必死に怖い顔をして、刑務所に馴染もうと頑張るのだ。そんなサンタが長年鍛え上げたスキルによるオモチャの組立作業の速度や、切り絵細工の見事さを見て、囚人たちもサンタに一目置くようになる。主人公であるスティーブの側も、獄中のサンタに負けず、話が動く。息子の信頼にこたえるため、スティーブは“逃がし屋”としてサンタの脱獄を計画。サポートするのはサンタの国のエルフたちという、負けず劣らずの破天荒さだ。スティーブも含め、囚人は罪を犯した悪人である。だが同時に彼らは、かつてサンタクロースを信じ、サンタクロースにプレゼントを願った子どもでもあった。大人は、子どもが望むほど、大人じゃあないのだ。

Recommended Movie No.09

クリスマス・イン・コンウェイ(C)2014 Hallmark Hall of Fame Productions

クリスマス・イン・コンウェイ

(2013年)

あらすじ

ガンコ親父であるダンカン。街の人から煙たがられている彼は、妻スージーを溺愛する愛妻家でもあった。病に冒され入院していたスージーが、家に帰ってくる。病気が治ったわけではない。最期の時を、自宅で穏やかに過ごすためだった。ダンカンは自宅の庭に、いきなり観覧車を作り始める。わけのわからないダンカンの行動に、抗議の声を上げる近所の住人。しかしダンカンは、構わず観覧車を作り続ける。彼にとって、観覧車こそ妻への最高のクリスマスプレゼントであり、忘れられない妻と自分の思い出だったのだ。

■偏屈さに隠れた、妻への深い愛

主人公のダンカンを演じるのは、『ゴッドファーザー3』『ブラック・レイン』『オーシャンズ11』シリーズへの出演などでおなじみのアンディ・ガルシア。マフィアや刑事やカジノオーナーではなく、今回の役柄は偏屈なガンコ親父だ。ダンカンは、不器用な男だ。一人で妻を看病したいから、24時間看護のために派遣された住み込みの看護師を煙たがる。残り時間の少ない妻の隣で一緒に過ごすよりも、庭で観覧車を作ることに時間を割く。彼のこうした行動の裏にあるのは、紛れもなく妻への愛だ。一人で無理に看護したがるのも、二人の間によそ者をいれたくないから。観覧車を作るのは、妻と自分が結ばれた大切な思い出だから。心が暖まる、暖炉のような映画。その暖かさは、そういうものとは縁が遠そうな偏屈なガンコ親父から発せられているのだから、実に面白い話である。

Recommended Movie No.10

Disneys クリスマス・キャロル(C)Disney

Disneys クリスマス・キャロル

(2009年)

あらすじ

冷酷で無慈悲でケチな老人、スクルージ。人嫌いであり、周囲からも敬遠されていた。ある年のクリスマスイブ、スクルージの元にかつての共同経営者であり七年前に亡くなったマーレイの亡霊が現れる。痩せこけた亡霊は「これから三人の精霊が現れ、悲惨な道を歩むこととなるスクルージの運命を変える希望である」と告げる。マーレイが去った後、まず現れたのは過去のクリスマスの精霊。続いて、現在のクリスマスの精霊、そして最後には未来のクリスマスの精霊。精霊たちに誘われ、スクルージは自分自身の過去・現在・未来を知ることになる。

■ジム・キャリーの演じ分けも注目!

1843年に誕生して以来、何度も翻訳され映像化された小説「クリスマス・キャロル」。本作は、ディズニーによる3D映画化である。作品の魅力は掘り尽くされたのではないかと思いきや、この豊かな鉱脈は尽きることがない。精霊に誘われ旅をするスクルージと観客が観る光景は、幻想的でありながら躍動感があり、その動きだけでも飽きさせない。人嫌いのスクルージにふさわしい陰鬱で暗いクリスマスの光景、マーレイの亡霊の有様は、ディズニーの持つ魅力が明るさだけでないことを教えてくれる。主人公であるスクルージの声を担当するのは、ジム・キャリー。彼は老人だけではなく、若き日や少年時代のスクルージも演じている。さらに過去・現在・未来のクリスマスの精霊三人の声も彼によるもの。少年から老人、はたまた精霊まで。ジム・キャリーの見事な演じ分けもこの作品の見どころもとい、聞きどころだ。

あとがき

いかがだっただろうか。どのクリスマス映画も、胸に染み入ってくる魅力がある。例えるなら、冬の暖炉の炎のように。激しい炎、揺らめく焔、儚げな灯り。薪の上に踊る火は、様々な顔をみせる。同じように、どの映画もクリスマスの多彩な魅力を様々な角度から表現してくれる傑作ぞろいだ。大切な人たちと一緒にぜひ楽しんでほしい。メリー・クリスマス!

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