あま~いチョコレートの香り漂う、バレンタインシーズン。大切な誰かに贈るのもよし、自分へのご褒美に買うのもよし。最近ではバレンタインデーも「男性にチョコレートを贈る日」だけではなく、多種多様な過ごし方ができる日になってきました。けれど、スイーツ大好きな女子にとって心おどる特別な1日であることに変わりはありませんよね。そこで、今回はバレンタインにぴったりの映画8作品をご紹介。『恋人と一緒に見たい映画』『気分を盛り上げてくれる恋愛映画』『チョコのようにあま~いラブストーリー』『スウィートでビターなドラマ』の4つに分類してみました。甘いチョコで体温を上げたら、甘い映画でテンションを上げて。素敵なバレンタインデーを過ごしてくださいね。
Recommended movie No.01
(c) 1998 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
ユー・ガット・メール
(1998年)あらすじ
ニューヨークの街角で、母親から受け継いだ絵本屋を営むキャスリーン。子供たちの集まる温かい絵本屋で、キャスリーンは恋人フランクと同棲中。だけど、彼女にはある秘密が。ハンドルネーム“ショップガール”として、インターネットで知り合った『NY152』という顔も名前も知らない男性とのメールを楽しんでいたのです。その『NY152』の正体は、ジョー・フォックス。キャスリーンの絵本屋の近くに大きな本屋「フォックス・ブック」を構えた、商売敵でした。そうとは知らない2人は、メールで心を通わせ、いろいろなことを相談し合う仲に……
バレンタインに恋人と一緒に見たい映画
メグ・ライアンの代表作の一つ。人と円滑にコミュニケーションをはかることが得意ではないキャスリーンが、ちょっとしたことにプンと怒ってみたり、ジョーとお店でばったり会いそうになってコソコソ隠れてみたり、時に幸せそうに笑ったり……不器用ながらも、その所作1つ1つが抜群にかわいらしい! 女性の表情やしぐさの勉強にもなるような作品です。普段、素直に自分の気持ちを出せない女性におすすめですよ。この映画を見て、いつもより少しだけ素直な自分になってみてはいかがでしょうか
Recommended movie No.02
(c) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L.and Gravier Productions, Inc.
ミッドナイト・イン・パリ
(2011年)あらすじ
ハリウッドの売れっ子脚本家ギル・ペンダーは、婚約者とともにパリに滞在中。ギルは「結婚したらパリに住んで、小説家になりたいんだ」と婚約者に話すものの、なかなか聞き入れてもらえない。すれ違う2人。そんな中、ギルは夜中にホテルへ戻る途中、迷子になってしまいます。そして0時を告げる鐘が鳴り、ギルの近くに1台の車が止まりました。なんとその車は、1920年代の芸術家たちが集うパリにタイムスリップする車だったのです。多くの芸術家たちと出会い、特にピカソやヘミングウェイと親交を深め、ギルはどんどんパリの魅力にひきこまれていく……。
バレンタインに恋人と一緒に見たい映画
恋人と一緒に見ると、まるでパリの美術館に迷い込んだような感覚に。本物の芸術家たちのマインドに触れ「次のデートは美術館にしようか」なんて展開につながるかも? 女性は特に、ピカソの愛人アドリアナのファッションにうっとりすることでしょう。古き良き時代。誰も経験したことがないのにどこかなつかしい、帰りたくなるような場所。「雨に濡れたパリが好き」、そんなギルの言葉にうっとりしながら、アカデミックな1日をお過ごしください。
Recommended movie No.03
Film (c) 1954 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.
麗しのサブリナ
(1954年)あらすじ
1954年に公開されたロマンティック・コメディ。大富豪ララビー家で運転手を務める父を持つサブリナは、社会的地位の大きく異なるララビー家の次男デイヴィッドに恋をしてしまいます。そんなサブリナをふびんに思った父親は、彼女をフランスの料理学校へ2年間通わせることに。そして2年後、パリでセンスを磨いたサブリナは見違えるような美しい女性となってララビー家のもとに現れました。婚約者を持つデイヴィッドでしたが、サブリナの美しさに一目惚れ。婚約者をほったらかして「彼女と結婚したい」と言い出します。困り果てた兄ライナスは、再びサブリナをパリに送り返そうと画策。しかしそんなライナスも、自分の中に芽生えたサブリナへの恋心に気がついて……。
バレンタイン気分を盛り上げてくれる恋愛映画
『サブリナパンツ』という名前を生み出した、オードリー・ヘップバーンの美しさが際立つ映画。サブリナのファッションは、60年以上の時を経ても鮮烈な魅力を放っています。素材は良くてもミーハーであか抜けない女が、パリの空気にもまれて美しい女性となって帰ってくるシーンは特に印象的。洋服に合わせてヘアスタイルもうまくアレンジしており、1本の映画でいろんなサブリナ像を演じるヘップバーンを楽しめます。プアな身の上に育った彼女が、美しく成長してリッチな男性をメロメロにするストーリーは、全ての女性を満足させることでしょう。
Recommended movie No.04
(c) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
バレンタインデー
(2010年)あらすじ
ジェシカ・アルバ、アン・ハサウェイからシャーリー・マクレーン、ジュリア・ロバーツまで新旧のハリウッドスターが勢ぞろいした豪華な映画。1年に1度、愛を確かめ合う特別な1日バレンタインデーをめぐって、ロサンゼルスに住む10組の恋愛模様を追います。同棲中の恋人モーリーに朝一番でプロポーズをした、花屋のリード。モーリーは笑顔で結婚指輪を受け取ったのに、なぜか荷物をまとめ始め……。バレンタインデーのロサンゼルスを舞台に、様々な愛の行方を描くラブストーリー。下は小学生、上は70歳以上まで、登場人物の年齢はさまざま。恋に、年齢制限なんてない!
バレンタイン気分を盛り上げてくれる恋愛映画
とにかく出演陣が豪華! アシュトン・カッチャー、テイラー・スウィフト、キャシー・ベイツ、ジェシカ・ビールなど、単体で主演を張るクラスの俳優・女優が次々と現れ、目を奪われてしまいます。そんな彼ら彼女たちが演じるストーリーは、どれも一癖あるもの。結婚50周年を過ぎた老夫婦、愛を語り合う中で妻は50年目にしてある重大な告白を始めたり。あるいはバレンタインデーに彼女の家で初体験を済ませようと計画する高校生カップル、首尾よく自宅で2人きりになったと思ったら彼女の母親が帰宅したり……オムニバスではなく群像劇となっており、それぞれのつながりやオチも用意されています。10者10様の恋愛模様をのぞき見している感覚になれて、ワクワクできる作品です。カップル同士、おうちディナーを楽しみながら流す映画としておすすめですよ。
Recommended movie No.05
プリティ・ウーマン
(1999年)あらすじ
あるきっかけで、実業家のエドワードは娼婦のヴィヴィアンに出会う。仕事一筋のエドワードにとって、性の世界に生きるヴィヴィアンとの出会いは鮮烈そのもの。一方でヴィヴィアンにとっても、“ウォール街の狼”として名を馳せるエドワードは見たことのない輝きを放っていた。一週間限定のパートナーとして契約を結び、2人は一緒に生活を始める。互いに惹かれ合いながらも、その世界の違いのあまりの大きさに気づき始め……。
観ている方が恥ずかしくなる、チョコのようにあま~いラブストーリー
世界中の男女を魅了した、ロマンティック・コメディ。「ここではないどこかへ」連れて行ってくれるリッチマンとの恋、女子のあこがれる恋愛としてはこれ以上ない直球のストーリーです。「いつか私にも、こんな出会いが起こるかも?」。現実にはありえなくても、女子はいつだってそんな幸せな妄想に浸るもの。そんな刺激とロマンスを与えてくれる、最上級の作品です。初めてこの映画を見た翌日、あなたの世界は少しだけ違って見えるかも?
Recommended movie No.06
(c) 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
トワイライト~初恋~
(2008年)あらすじ
内気な高校生・ベラは、母親の再婚をきっかけに新しい父が住む町ワシントン・フォークスに引っ越すことに。そこで彼女が出会ったのは、美しくも妖艶な雰囲気を持つエドワード・カレンという男。彼には、ある秘密がありました。例えば、クルマに轢かれそうになったベラを常人ではありえないスピードで助けに入ったり。徐々にエドワードに惹かれていくベラは、あるきっかけから町に伝わるバンパイア伝説を耳にします。そう、そのバンパイアの末裔こそ、エドワードだったのです。幾つもの壁を乗り越えて結ばれる2人でしたが、それは厳しい運命の幕開けにすぎませんでした……。
観ている方が恥ずかしくなる、チョコのようにあま~いラブストーリー
とにかくアドバイスしたいことはただ一つ、「1人か女性同士で見ること!」。あまりにエドワードがかっこよすぎて、彼氏は目に入らなくなっちゃいます。恋人とバレンタインデーに見る映画としては、ある意味最悪(笑)。それほど、エドワードは魅力的な存在なのです。ベラとともに苦しみ、愛の力で乗り越えていくエドワードの姿に、「あの隣に私がいたら」「クルマに轢かれそうになったとき、エドワードが駆けつけてくれたなら」なんて妄想が止まりません。
Recommended movie No.07
今ドキ女子の恋愛ショコラティエ
(2011年)あらすじ
イタリアに住むエジプト出身のナワルは、頑固なチョコレート職人の父親を持つ女の子。自立心が強く、仕事におしゃれにとってもパワフルな今ドキ女子です。一方で「伝統を大切にする父親の期待にも応えたい」と考え、理想と現実との間にゆらぐ毎日を送ります。ある日、父親に隠れて行ったクラブでイタリアの伊達男マッティアにナンパされます。どうみても軽そうでチャラそうな男に最初は警戒したナワルでしたが、デートを重ねるうちに彼の真剣な思いが胸に染み込んで……。しかし実はその男は、父親が「最も娘に会わせたくない」と思っていたチョコレート職人だったのです。
時にほろ苦い、スウィートでビターな人間ドラマ
伝統を守るチョコレート(父親)と、新しい斬新なチョコレート(マッティア)の間で揺れ動くナワルの心模様を描く、ドタバタコメディ。それにしても、イタリア人の口説き方といったらホントに最高! 「オレのキスは明るくないって言うなら」と指輪ケースを取り出したかと思えば、中から出てきたのはホワイト・キスチョコレート。マッティアに徐々に惹かれていくナワルの心を、決定的に溶かしたシーンでした。こんな情熱的なアプローチをかけられたら、誰でも落ちちゃいますよね。数々のビターな困難を、スウィートなチョコレートで乗り越えていくストーリーはバレンタインにうってつけ。職人がチョコレートを作るシーンもふんだんに用意されており、チョコ作りの参考にもどうぞ。
Recommended movie No.08
(c) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
チャーリーとチョコレート工場
(2005年)あらすじ
お菓子工場の工場長ウィリー・ウォンカはある日、人気のチョコレートの中に金の招待チケットを同封。5人の子どもたちを、自身のチョコレート工場に招待することを発表するとともに、「そのうちの一人は想像もできないような賞品を受け取る」という張り紙を出しました。世界中からさまざまな個性の子供が金の招待チケットを持って集まり、その中には貧しいながらも心優しい少年チャーリー・バケットの姿も。夢のチョコレート工場、ベールに包まれた謎の扉が開かれていく……。
時にほろ苦い、スウィートでビターな人間ドラマ
家族と心を通わすことなく育ったウィリー・ウォンカは、大人になっても子どもの心のまま。そんなウォンカのチョコレート工場に招かれた5人の子どもたちは、次々と起こるハプニングで脱落していき、チャーリー1人を残すのみに。選ばれしチャーリーに与えられた副賞の交換条件は、「家族を捨てること」。家族思いのチャーリーにとって、そんな条件を受け入れられるはずもありません。そして、チャーリーが下した決断は、ウォンカの心に大きな変化を及ぼします。極彩色なウォンカのチョコレート工場と、灰色なチャーリーの家庭の対比。きらびやかな工場に育ったウォンカが唯一持たない愛情を、チャーリーの家庭は持っていました。ややグロテスクなコメディながら、ラストのシークエンスは感涙必至です。
いかがでしたか? 様々なチョコレートの種類があるように、バレンタインやチョコレートをテーマにする映画にもいろいろな種類があります。好きなチョコレートを選ぶように、映画を選んでみてください。今年のバレンタインデーは平日なので、多くの人は遠出できないかもしれません。それなら、甘い映画で心を満たすのも悪くないですよ。今回ご紹介した映画を見て、ロマンチックな1日を過ごしてくださいね。
紹介作品一覧
(c) 1998 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.Film (c) 1954 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.(c) 2010 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.(c) 2011 Mediaproduccion, S.L.U., Versatil Cinema, S.L.and Gravier Productions, Inc.(c) 2008 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.(c)Disney(c) CATTLEYA 2011(c) 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.